Assassin's Creed IV - Black Flagのレビュー
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シナリオ
フィレンツェの屋根の上から陽光あふれるカリブ海まで、驚くほどの広がりをもつ歴史の再現──どの時代も、めまいがするほどの細部へのこだわりとともに甦る。建築の一貫性と練り込まれた光が、歴史を豪奢な遊び場へと変える。広大で丁寧なこの視覚的野心が、歴史オープンワールドを定義する。
ブライアン・タイラーの手による音楽は、冒険心あふれるオーケストラと、船上に響く本物の船乗りの歌(シーシャンティ)を織り交ぜる。乗り込みの怒りと海原の地平の荘厳さのあいだで、楽曲は抗いがたい気概で海賊の魂に寄り添う。没入感あり心躍るこの音の豊かさは、いまもサーガの頂のひとつであり続ける。
二度の白兵戦のあいだに帆船を操り、乗組員と歌い、島に上陸して略奪する。海賊の冒険と潜入が爽快な海洋世界で溶け合う。ジャックドー号を強化し、財宝と契約を追う行為が次の針路を絶えず示す。陸上パートはやや見劣りするが、大海原の自由と戦利品狩りが、毎回の航海を切り上げがたいものにしている。
海賊の帆の下には広大な遊び場が広がる。船の襲撃、伝説の艦隊狩り、沈没船への潜水、カリブ各地に散らばる無数の収集物まで、探索は物語に劣らぬ比重を持つ。ジャックドウの強化や賞金稼ぎがエンドロール後も出航を促し、シリーズ屈指の濃密なオープンワールドとして今も愛される。