Axelayのレビュー
縦スクロールと華やかなMode 7の演出を混ぜ合わせるシューティング──湾曲する惑星、巨大なボス、深い色彩が、稀なる技術的美しさのサイエンス・フィクションをつくる。背景の豊かさと色合いの輝きが、気概にあふれている。丁寧で大胆なこの視覚演出が、本機の限界を押し広げた。
工藤太郎の手による『アクスレイ』の音楽は、雰囲気豊かな音層から尖った主題まで、目を見張る気品と多彩さの音のサイエンス・フィクションを繰り広げる。俯瞰とスクロールを交互に切り替えるどのステージも、固有の音の色を持つ。この音の豊かさは、いまもスーパーファミコンのシューティングの知られざる頂のひとつであり続ける。
縦スクロールと、湾曲した地平の横スクロールを切り替え、弾と派手な演出の奔流の中で進む——このシューティングは見事に本機を使いこなす。出撃前に武器を選べる点が、痛快な戦術性を加える。切れ味あるテンポと巨大なボスが即座に引き込む。壮観で多彩、激しい。本機の宇宙シューティングの頂点だ。
擬似3Dの縦スクロール面と横スクロール面を交互に繰り出すコナミのこのシューティングは、反射神経と同じだけ適応力を試す。体力ゲージはなく、一発の被弾で装備中の武器が壊れ、背景が荒れ狂うほどに重圧は増していく。武器を賢く選び、各波を読むことが勝負を分ける。派手で手強い本作は、技術の見本でありつつ、目利き向けの挑戦であり続けている。