Battlefield - Bad Company 2のレビュー
この続編は、天候を戦いの登場人物にする。アンデスの吹雪は幕開けを目もくらむ白に沈め、密林の雨は視線をぼかし、砂嵐は地平を呑み込む。美術は廃墟よりも大気に賭け、悪天を戦術の変数にして、風景そのものが見せると同じだけ隠す。
楽曲は控えに回り、キャンペーンの頂のために取っておかれる。大半は、名高いこのゲームの音、物の砕ける音や遠い轟きに場を譲り、化学攻撃の秒読みや最後の疾走で一気に立ち上がる。音楽はそのとき脈のように打ち、物語が心臓の鼓動を求める瞬間にこそ、その強さを取っておく。
物語の妙味は、調子のずれにある。戦争ゲームの紋切り型をからかう、いつもの道化じみた分隊が、一国を地図から消しかねぬ兵器の阻止に乗り出す羽目になる。死に至るほど深刻な脅威が、掛け合いの軽さと食い違い、ゲームは、この道化たちが世界の終わりの筋書きの只中に、偶然放り込まれた緊張から引き出される。