Bayonetta 2のレビュー
優雅さと過剰さが同居する。しなやかなシルエット、武器と化す髪、バロックの天使とゴシックの悪魔が稀なる流麗さの舞踏で激突する。極端にスタイライズされた演出は混沌の中でも読みやすく、ひと目でそれと分かる視覚的個性を刻む。
過剰なポップとけばけばしい管楽器が、スタンダードのジャジーなカバーと混ざり合う。完全に開き直ったキッチュだ。コンボ中はテンポが暴走し、魔女の戦いの華美さを際立たせる。その喜劇すれすれの躍動がベヨネッタの伊達ぶりに寄り添い、回避の一つ一つが音の振付になる。爽快なアクションの愉悦を後押しする。
ぎりぎりで回避してウィッチタイムを発動し、止まった敵を叩く。この仕組みは慎重さでなく大胆さに報い、酔うようなコンボの流れを生む。過剰な演出が見せ場を連ねても、戦闘の見やすさは決して濁らない。尺は短く物語は意図的に過剰だが、今なお手強いスタイリッシュアクションの頂だ。