Beatmania II DX 14 - Goldのレビュー
DJリズムゲームの殿堂たるコナミの選曲は、テクノ、トランス、ジャングル、ハウスを、途方もない豊かさの電子の奔流のなかに積み重ねる。リズムに合わせてミックスしスクラッチすることが、ひとつひとつのプレイを手強いクラブのセットへと変える。ジャンルの先駆けたるこの豊穣な音の多様性が、鍵盤とターンテーブルの文化の個性を築いた。
流れてくる譜面を読み、七つのボタンを叩き、ターンテーブルを的確なタイミングで擦る——その精密さが一種のトランスを生み、一曲クリアするたびに次の曲へと誘う。より高いランクを掴み、新たな楽曲を解放することで確かな上達を実感できる。エキスパートの難度と専用コントローラーは敷居が高いが、手とリズムが交わすこの対話には他にない密度が宿る。
七つの鍵盤と回すターンテーブル、譜面の読みは高度なスポーツと化す。常軌を逸した密度でノーツが降り注ぎ、わずかなタイミングのずれがコンボを断ち切る。単なる暗記では足りず、持久力、協調、初見の譜面読みが物を言う。初心者には厳しいが限りなく充実感があり、愛好者にとってリズムの厳しさの基準であり続けている。
七鍵の鍵盤とターンテーブルを手なずけるには、反射が身につくまで何時間もの反復がいる。幅広い選曲、段階的な難度、そしてハイスコア狙いが、終わりのないループを支える。この絶え間ない上達の仕組みが、発売からずっとあとまで遊ばれ続ける理由だ。