Biohazard - The Darkside Chroniclesのレビュー
画面は手持ち撮影のように振る舞う。カプコンは枠を絶えず揺らし、粒子を乗せ、縁に色収差を置き、衝撃のたびに突然のぼけを差し込む。走る撮影者の肩に据えられた機材から覗いているかのようだ。この手法は意図して方向感覚を奪い、恐怖を古典的な生存劇よりも発見映像の側へ引き寄せる。
楽曲は遊び手の記憶に働きかける。振り返られる作品群の主題を、けっして丸ごとは引かず、より低い調と重い編成に移して思い出させ、裏切りが筋を貫く人物のためには固有の動機を取っておく。聴き取れるかどうかの際で保たれる弦の層が、絶えることのない不快を保ち続ける。