Biohazard - The Umbrella Chroniclesのレビュー
この作品は、遊び手が暗記している場所を建て直す。カヴィアは訓練施設、洋館の廊下、崩れた街路を動的な照明で描き直し、懐中電灯の光条が角を抉り、視点が勝手に進むあいだ影が動き続ける。見知った舞台がこう扱われるのを見ることには、この版だけの眩暈がある。
音楽は再演集のように働く。振り返られる三つの作品の主題が大編成に組み直されて戻り、ときには一つの章の中で続けざまに連ねられ、記録部屋の旋律は遊び手が息をつく場所で再び浮かび上がる。場所より先に旋律に気づくこと、それ自体が一つの喜びになる。