BioShock Infiniteのレビュー
光に満ちた空中都市、まばゆい色彩、ユートピア的な建築──コロンビアは、ラプチャーの深海とは根本から対照をなす。輝かしい美しさと潜む暴力の対比が、息をのむ個性をつくる。広大で霊感に満ちたこのアートディレクションが、シリーズの遺産を見事に受け継ぐ。
再びギャリー・シャイマンの手による音楽は、空中都市コロンビアを荘厳なオーケストラで包み、世紀初頭風に編曲された現代ヒット曲の、目を見張る時代錯誤のカバーを随所に散りばめる。時間と郷愁をめぐるこの遊びが、物語の夢幻的な空気を昇華させる。独創的で胸を打つこの音の豊かさは、長く心に刻まれる。
狂信に明け渡された空中都市へ、一人の若い女を連れ戻すべく送り込まれた落ちぶれた探偵が、並行世界のめまいに呑み込まれていく。物語は人種差別、贖罪、そして決定論を、息を呑む概念的大胆さで取り上げる。覆すような結末と忘れがたい二人組が、本作を熱い議論の的とした。
上空のレールを滑走しながらヴィガーと銃を切り替えていくことで、戦闘には心躍る機動性と見栄えが生まれる。物体や遮蔽物を出現させるエリザベスの助けが、あらゆる戦いに躍動感を与える。テンポは探索より戦闘に傾いてはいるが、立体的なガンプレイとコロンビアの輝きは、今なお色褪せない魅力を保ち続けている。