BlazBlue - Continuum Shiftのレビュー
稀なほど繊細な手描きの高解像度スプライト、燃え立つ演出、丁寧なアニメ調デザイン──アークシステムワークスが2D格闘の頂を刻む。アニメーションのなめらかさと色彩の輝きが、戦いのひとつひとつを引き立てる。生き生きと洗練されたこのグラフィックの妙技が、スタジオの卓越を受け継ぐ。
石渡太輔の手による音楽が、「Rebellion」のような、ヘヴィメタルのリフと燃え立つボーカル主題で、ひとつひとつの対戦を痺れさせる。闘士の一人ひとりが過剰なまでのロックの讃歌を持ち、攻防の激情に貼りつく。ギルティギアの系譜を継ぐこの灼熱の音の個性が、格闘好きを奮い立たせる。
この章は、ノエル=ヴァーミリオンを軸に劇を絞る。自分が作られた人形にすぎず、実験室で構想された、その存在そのものが偽りである者だと知る若き兵士だ。影では、貼りついた笑みの操り手ハザマが糸を引き、疑いを滴らせる。物語は対戦の轟音を、自分が人間かどうかもう分からぬ主人公の、自己の危機と取り換える。
第一章の先へ物語を継ぐコンティニュアムシフトは、各キャラがそれぞれの真実を明かす分岐の絵巻へとストーリーモードを引き伸ばす。拡張されたロスター、ミッション、課題、オンライン戦が長期のやり込みを支える。語りの気前よさと厳しい技術が、シリーズの節目となった。