Boku no Watashi no Katamari Damacyのレビュー
日用品の甘く弾けるコラージュ、ミニマルな造形、まばゆいポップな色彩──その美意識は、あえての陽気な素朴さを貫く。ばかげた蓄積が、催眠的で多幸感あふれる視覚のバレエへと変わる。唯一無二で奔放なこのグラフィックの遊び心が、本作を奇妙でいて抗いがたい異色作にする。
心地よくはじけた三宅優の音楽は、ジャズ、ボサ、J-POP、奇天烈な合唱を、上機嫌の爆発のなかで次々と連ねる。忘れがたい「塊オンザロック」が、とぼけて抗いがたい音世界の音頭を取る。唯一無二で陽気なこの音楽の狂騒が、このゲームの小さなUFOの魅力のすべてを成す。
クリップからビルまで、通り道のすべてを巻き込むねばつく塊を転がす——この不条理で催眠的な発想が、唯一無二の満足をもたらす。みるみる大きくなる塊が、より巨大なものを飲み込んでいくさまは、奇妙なほど痛快だ。色鮮やかで風変わり、耳に残る音楽に包まれた、優しくも抗いがたい腕試しのパズルだ。