Border Downのレビュー
G.revの横シュー、ボーダーダウンは、簡潔で鋭い軍事SFの意匠を築く。難度と進路を切り替える緑・黄・赤のボーダーという核心が、寒色と角ばった機体の端正なグラフィックに息づく。厳格で印象に残る視覚的個性を放つ一作。
アーケードサウンドの名手、渡部恭久による楽曲は、ボーダーダウンを濃密で催眠的なエレクトロニックテクノに沈める。深いベース、金属質のパッド、容赦ないリズムが、スコアリングの緊張と世界の冷たさに寄り添う。ヘッドホンで真価を放つ没入の一枚。
構造そのものが独創的で、難度を絶え間ない選択へと変える。被弾すればより険しいルートへ落ち、生き延びれば気高くも厳しい道に留まる。敵の波を読み、ショットを配置し、リスクを引き受けることが、技量と同じく戦略の問題となる。思索的で張り詰めた本作は、奥深さを求めるシューティング愛好者を魅了する。