Danganronpa 2 - Goodbye Despairのレビュー
欺きに満ちた楽園の島で、陽光の色彩と様式化された暴力の対比が、ポップな美学をめまいの淵まで押し進める。けばけばしいピンクの血と2Dの切り絵が、遊び心にあふれ、完璧に統御された悪夢を刻む。さらに成熟したこのビジュアル演出が、シリーズへのカルト的支持を確固たるものにする。
高田雅史の手による音楽が、はじけたエレクトロポップ、尖ったジャズ、重い主題を織り交ぜ、この殺人の密室劇を彩る。どの裁判も、耳に残ると同時に不穏な楽曲に際立たされた、過剰なまでの緊張に脈打つ。洒落て不安を煽る唯一無二のこの音の個性が、シリーズの独自性のすべてを成す。
悪夢へと一変する楽園の島へ連れて来られた新たな生徒たちが、加害者の眼差しの下、ふたたび殺し合いのゲームを演じる。さらに一筋縄ではいかぬ物語は、希望と絶望という主題を、メタフィクション的なめまいへと押し進める。この大胆な続編が、シリーズの冴え渡る予測不能な筆致を裏づける。
楽園のはずの島が悪夢へと転じる中、探索・日常・荒れる裁判が交互に巡り、次の犯人を知りたい衝動が絶えず再燃する。一つ謎を解けば、より歪んだ謎が呼び寄せられる。ブラックユーモアと暴力描写は時に刺さりすぎるが、巧みな筆致と連続する急転が、一区切りつけるべき頃合いを判じがたくする。
南国の島で捜査を進め、殺人の裁判に決着をつけることは、ミニゲーム、手がかり、どんでん返しに富んだ息もつかせぬアドベンチャーを繰り広げる。一つひとつの事件を解きほぐし、舞台を探り、結末に至る時間は、長く費やされる。辛辣な筆致を兼ね備えたこの濃密さが、ノベルゲーム好きが味わう寿命を差し出す。