Danganronpa - Trigger Happy Havocのレビュー
蛍光ピンクの血、2Dのコラージュ、わざと歪ませた遠近法──そのビジュアルの個性は、ポップで退廃的な大胆さで強烈に迫る。モノクマとその仕掛けが、子ども時代が色鮮やかな悪夢へと転じる世界を体現する。一目でそれと分かるこの鋭い作風は、推理ゲームに長く刻印を残した。
高田雅史の手による音楽が、はじけたエレクトロポップ、尖ったジャズ、重い主題を織り交ぜ、この殺人の密室劇を彩る。どの裁判も、耳に残ると同時に不穏な楽曲に際立たされた、過剰なまでの緊張に脈打つ。洒落て不安を煽る唯一無二のこの音の個性が、シリーズの独自性のすべてを成す。
策謀めいた熊によってエリート高校に閉じ込められた十六人の生徒が、脱出を願って殺し合いを強いられる。白熱の裁判と数々の暴露のあいだで、物語は希望と絶望を、痛快な狂気とともに解剖する。可笑しくも残酷なこの謎解きスリラーが、推理ものに唯一無二の声をもたらした。
捜査を進め、白熱の学級裁判で自説を論証し、愛着の湧く仲間たちの中から嘘つきを暴いていく。各章は手を止めさせない衝撃の一手で幕を閉じる。突き合わせるべき証拠と緊張感あるミニゲームが緊迫を煽る。台詞量が多く時に容赦ない語り口だが、入り組んだ筋立てと容赦ない展開の速さが、この密室劇に強く引き込む。