Darius Forceのレビュー
タイトーは原点の発想を手放さない。敵艦はマンタ、シーラカンス、機械仕掛けの鯨といった魚類をもとに造形され、その大きさがシルバーホークを圧倒する。ゾーンは枝分かれし、それぞれに深海の青、錆、金といった基調色が割り当てられるため、同じ道筋が前回とそっくり同じに見えることがない。
タイトー社内の音楽班ズンタタが、ここでも刻印を残している。深い低音、水を思わせる質感、興奮よりも夢想へ引き寄せる漂う旋律。巨大な相手の登場曲がその均衡を乱暴に断ち切り、長い持続音と乾いた打ち込みの落差こそが、このシリーズの音の人格を作り上げている。