Darius Gaidenのレビュー
海の生き物から着想を得た有機的な機体、宇宙の背景、桁外れのボス──タイトーのシューティングが、奇妙で魅惑的な世界をつくる。スクロールのなめらかさとバイオメカニカルなデザインが、創意にあふれている。独創的で丁寧なこの視覚演出は、ジャンルの規範と称される。
タイトーのズンタタの手による音楽は、アンビエント、プログレ、水中の音層を織り交ぜ、催眠的で浮遊感のある音の体験を生む。喧しいシューティングとは程遠く、作品の深海に寄り添う、奇妙で深い空気を醸し出す。大胆で心奪うこの唯一無二の音楽の個性は、いまもジャンルの頂であり続ける。
横長の画面で、水棲の敵の波と巨大なボスが壮大なテンポを刻み、危険をそのまま跳ね返す捕獲ボムがそこに彩りを添える。しなやかな操作と見やすい展開が、どの一周も爽快にする。多少の処理落ちは顔を出すが、その華麗な勢いとリズム感は、輝きを少しも失っていない。
自分で選ぶ分岐ルートの先で、巨大な魚を模した機械のボスと戦う——この横シューティングは、その規模と演出で目を奪う。力の実感、強化していく武器、催眠的な楽曲が、発進の瞬間から引き込む。壮観で歯ごたえがあり、本機のアーケードシュー屈指の頂点だ。