Dark Souls II - Scholar of the First Sinのレビュー
アートデザイン
音楽
シナリオ
一分の隙もない一貫性をもつ黄昏のダークファンタジー──朽ちた城、悪夢のような怪物、ベールに包まれた光が、物憂げで敵意ある世界を織りなす。レベルデザインの妙と息詰まる空気が、厳粛な美しさをつくる。暗く魅惑的なこのアートディレクションが、ゲームのひとつの潮流まるごとを再定義した。
北村友香と桜庭統に支えられた音楽は、ボスの一体ごとを大いなる悲劇のオペラの高みへと引き上げる、豪奢な管弦楽と合唱の主題を繰り広げる。荘厳さと絶望のあいだで、楽曲は滅びゆく世界の憂いに寄り添う。より前面に出て壮大になったこの交響的な豊かさが、作品の葬送めいた空気を昇華させる。
スカラーは敵配置の再編に留まらない。王の兄にして遍歴の問い手アルディアが加わり、玉座へ歩む意味そのものを主人公に問い質す。火の継承か離反かは無言の最終選択ではなく声に出して争われる議論となり、一篇全体が王冠への裁判として読み直される。
遍在する死と向き合い、一撃一回避を吟味する行為が、広大で過酷な世界の次の段階を越えたい欲を絶えず煽る。ビルドの強化、近道の発見、恐れられたボスの撃破が粘りに報いる。前作より一貫性を欠き時に苛立たせるが、努力と報酬の循環が、しぶとい吸引力を保つ。
敵配置を組み替え、一部の道のりを難化させた再構成版で、二作目の最も手強い体験を求める者に向けられている。待ち伏せの予測、資源の管理、敵地での冷静さが欠かせない。厳しくも公正で、失敗から学ぶという、スタジオの代名詞となった姿勢を受け継ぐ。
三つの王冠――『沈んだ王の冠』『古い鉄の王の冠』『象牙の王の冠』――が、敵配置を見直し画質を高めた改訂版のなかでドランゲイグを完成させる。新たな地を探り、人間性を御し、オンラインの協力者や侵入者と相対する濃密な内容を、周回が繰り返し蘇らせる。進行は焦りより忍耐に報いる。第二作の決定版として、冒険を長持ちさせる要素を凝縮している。