Darksiders IIのレビュー
ジョー・マデュレイラは漫画家としての線をそのまま押し通す。度外れて張った肩、巨大な手、板と鎖で過剰に飾られた甲冑。比率はすべて挿絵の論理に負っており、写実には何ひとつ負っていない。渡り歩く王国はそれぞれ一つの色調を丸ごと引き受ける。死者の地には黄土、樹木の世界には濃い緑、鍛冶の場には鉱物の灰。
書法は王国ごとに大きく変わる。死者の地には喉を鳴らす歌と儀式の打楽器、生者の世界にはケルト風の弦と笛、鍛冶の場には工業的な音の層。音楽はそのまま現在地の目印になる。大物との対決でだけ合唱が加わり、そこでのみ楽譜は土地の色を離れて、共通の語法へ移る。