Devil Survivor 2 - Break Recordのレビュー
ここで中心にある視覚的な物体は携帯端末である。情報はすべて、一覧、動画の縮小図、積み重なる通知を備えた応用ソフトの画面そのものとして提示され、身近な者の死を告げる映像も、手のひらの画面に収まる短い枠として現れる。この簡素で冷たい画面意匠が、それが告げる修羅場と鋭く食い違う。
もはや封鎖された一区画ではなく、国そのものが崩れていく。襲来は天気予報のように日程が知れており、足りない戦力を複数の都市へ、どこが失われるか分かったうえで割り振らねばならない。物語は災害の差配そのものになり、この版で加えられた追加の筋が、予定された最後の襲来のさらに先まで問いを引き延ばす。
日本を荒らすセプテントリオンに立ち向かうなか、召喚アプリが時間との戦いを挑む戦術の武器となる。グリッド上の戦闘、悪魔合体、そして分かれていく結末が、すべてを見届けるための再プレイを促す。この奥行きと分岐する物語が相まって、SRPG好きが心ゆくまで味わう寿命を差し出す。