Divinity: Original Sin 2 - Definitive Editionのレビュー
これほどの物語的自由は稀だ。出自も会話も、閉ざされたはずの道を次々と開いていく。仲間たちはそれぞれ神々をめぐる悲劇を背負い、世界は即興にすら、卓上RPGの名手のごとき機知で応える。
水たまりを凍らせ、感電させ、戦場を生きた謎解きに変える。元素の相互作用が、模倣者の届かぬ戦術の奥行きを生む。会話で、盗みで、瞬間移動で障害を回避でき、その自由が酔わせる。情報量は気後れさせ、UIは小画面で苦しいが、裏切りも含めた四人協力は今も稀有な悦びだ。
壮大な四つの章、キャラの出自にまで反応する会話、そして稀有な解決の自由度――ほぼ全ての状況に複数の答えがある。四人協力プレイ、闘技場、ゲームマスターモードがさらに数十時間を積み上げる。忍耐ではなく好奇心に報いるこのRPGの奥行きが、ジャンルの基準となっている。