Donkey Kongのレビュー
三つの要素だけで、すべてが語り尽くされる。画面上方に構える大柄な猿、斜めに走る赤い鉄骨、つなぎ姿の小さな人物。転がり落ちる樽は目で追える大きさに描かれ、猿がよじ登って構造をひしゃげさせる導入の場面は、わずかな枚数で強い印象を残す。
梯子を登り、樽を飛び越え、頂上のさらわれた娘を救う——このアーケードの金字塔は、澄みきった数則と容赦ないタイミング感覚で成り立つ。どの画面も技量の難問であり、わずかな迷いも高くつく。即座で張り詰め、何度でも遊べる。伝説の出発点は、今も変わらず病みつきだ。