Dot Hack G.U. Vol. 3 - Redemptionのレビュー
三部作の最終巻である本作は、「ザ・ワールド」の最も広大で奇妙な区域を開く。冒険は次第に見慣れた街を離れ、抽象的な空間へ向かう。虚空に浮かぶ闘技場、崩れたデータの野、サーバーの揺らぎとともに解けていく背景。この抽象への漂流が、結末の接近を視覚で伝える。
最終巻の音楽は高揚の極みを狙う。探索の主題に代わり、雄大な楽曲が現れる。管弦楽の高まりと荘重な歌声が、数々の明かしと最後の決闘のために取っておかれる。それまで控えめだった楽譜は解き放たれ、数十時間の筋の決着に寄り添い、積み上がった重みにふさわしい幕引きをハセヲに贈る。
第三幕はハセヲの物語を締め、サーガの二つの四部作を明示的に結ぶ。異常の起源、最初のシリーズの遺産、昏睡に沈んだ遊び手たちの行く末が、ここで説明を得る。一方で主人公は安らぎ、贖いの軌跡を全うする。答えの巻であり、始まりからこの作品を追ってきた者に報いるために作られている。