Dragon Age - Originsのレビュー
石の灰色と泥の茶で塗られた土臭いファンタジー。最も大胆な署名は血だ。戦闘のたびに顔と鎧を汚し、ムービーでも誰も拭わない。縫い合わされた肉と錆びた甲冑のダークスポーンは、絵物語ではなく大地から這い出たように見える。
イノン・ズアはフェレルデンに通夜の楽曲を与える。灰色の番人には暗い聖歌隊、進軍には重い打楽器、そして主題の上を漂うオーブリー・アッシュバーンの歌声。焚き火のそばで聴くレリアナの歌は宙吊りの静止だ。冒険譚ではなく喪の音楽である。
怪物の侵攻を目前に灰色の守護者となった英雄が、古の災厄に抗うべく、分断された王国をまとめ上げねばならない。重い帰結を伴う選択のダークファンタジーとして、物語は政治的裏切り、忘れがたい仲間、そして道徳的ジレンマを織り上げる。暗く大人びたこの絵巻が、西洋RPGの野心を再び燃え上がらせた。
邪鬼の侵攻に立ち向かう寄せ集めの軍勢を集める旅は、魔法使いの塔からドワーフの都市まで、独立した物語を持つ各地方を巡ること。重い選択で各章が決着し、焚き火の長い語らいが続く絆を結ぶ。複数のエンディングや戦術ビルドが再訪を誘い、RPGの礎であり続ける。