Dragon Ball Z - Budokai HD Collectionのレビュー
アートデザイン
音楽
シナリオ
この集成は、のちに来た三次元のゲームより様式化された、武道会の時代をリマスターする。美術は、漫画のコマに近い、澄んで平らなセルシェーディングを、はっきりした色と際立つ輪郭で育む。後年の空中闘技場から遠く、画面はより落ち着いた戦いの描写を引き受け、この版権の最初の大作への図像の賛辞となる。
音楽は、武道会の力強い音楽を前面に出す。ロックのギター、粘るリズム、心を駆り立てる戦いの主題が決闘に添う。これらの礎となった作を刻んだ様式でだ。集成に束ねられた二作は、当時この版権に格闘ゲームとしての身元を与えた音を、張りと仰々しさの間で聴かせる。
知られた物語の向こうで、武道会は独自の仮想の筋書きを生み出す。前例のない合体、決して起きなかった対決、分岐や想像された人物が、サーガを「もしも」の遊びへと延ばす。ストーリーモードはこうして、アニメの名場面とファンの仮定を混ぜ、通に、シリーズがついぞ挑まなかった試合を差し出す。
ドラゴンボールの格闘ゲームの古典二作が高解像度で一堂に——アニメに忠実な象徴的な技や派手な変身を繰り出せる。楽しさは、この完全なファンサービスと、誰にでも遊べる切れ味鋭いアクションから生まれる。色鮮やかで気前がよく、人気キャラに満ちた、シリーズの伝説的な対決を追体験する理想の詰め合わせだ。
爆発するアリーナでかめはめ波と変身を解き放つ行為が、対戦の挑戦と同じくらいファンの喜びを蘇らせ、勝つたびに即座の雪辱を呼ぶ。キャラクターや形態の解禁がすべてを試したい欲を煽る。システムは単純で上級者間では反復的だが、シリーズへの忠実さと戦いの激しさが、心地よく引き留める。
膨大な参戦数を誇る『武道会3』を含む二作をHDで収め、サーガを辿りつつ技や戦士を収集するドラゴンユニバースが開く。各英雄で物語を再び駆け、変身を狙い、連携を磨く遊びが楽しみを大きく延ばす。ファンにとって本集は、懐かしくも食べ応えある遊び場であり続ける。