Dragon Forceのレビュー
丁寧なイラスト、数百の兵士が入り乱れる会戦、緻密な肖像──戦略ゲームが、息をのむ広がりの英雄的な大絵巻を広げてみせる。デザインへの丹念さと戦いの見やすさが、生きた叙事詩をつくる。豊かで優美なこのアートディレクションは、ジャンルの珠玉と称される。
雄大で英雄的なセガの音楽は、勇壮なオーケストラと叙事的な主題を繰り広げ、大いなる戦いの一つひとつを戦記絵巻の高みへと引き上げる。勝ち誇る金管と震える弦が、大規模な戦略を奮い立たせる。気高く心躍るこの交響的な豊かさが、この戦術ゲームの至宝の叙事的な野心を昇華させる。
RPGと戦略の交差点に立つこの冒険は、混沌の縁にある大陸を奪い合う八人の君主を追う。物語はそれぞれの王国の視点を引き受け、幾つもの顔を持つ戦の絵巻を描き出す。この独特の広がりと大規模な戦いが、本作をサターンの愛される名作に仕立てた。
百人規模の軍勢をぶつけ合い、敵の武将を寝返らせ、版図を地図上に広げていく――一つの戦が次の戦を呼ぶ征服のサイクルが組み上がる。将を登用し、天下統一を目指すうちに、つい次のターンへと手が伸びる。戦いは長く続けると似通ってくるが、叙事詩的な規模が稀有な引力を保ち続ける。
八つの王国のいずれかを率いて大陸を征服することは、画面上で数百もの兵がぶつかり合う、雄大な合戦を繰り広げる。将を登用し、軍を率い、君主ごとに遊び直すことが、時間と視点を何倍にも増やす。当時として稀なこの叙事詩的な広がりが、戦略RPG好きが大切にする長寿命を支えている。