Eiyuu Densetsu - Sen no Kiseki IIのレビュー
ファルコム・サウンドチームjdkの手による音楽が、燃え立つロックの戦闘曲から心打つ街の旋律まで、途方もなく大らかなレパートリーを繰り広げる。どの地方も記憶に残る音の色を帯び、稀有な一貫性で大河の物語を支える。ファンに讃えられるこの旋律の豊かさは、いまもJ-RPGの頂であり続ける。
帝国が内戦へと転落した直後から始まる本作は、主人公を、己の手に余る争いへと投げ込む。より暗鬱になった物語は、結ばれた友情を試し、水面下の陰謀の大きさを明らかにしていく。この大ぶりな続編が、RPG屈指の書き込まれたサーガの政治的・人間的な豊かさを裏づける。
物語を止まった場所から再開し、絆を取り戻し、燃え上がる紛争を解きほぐす行為が、章ごとに進めたい欲を即座に煽る。洗練された戦闘システムとキャラクターの成長が投資に報いる。極めて饒舌で前作に依存し既プレイ者向けだが、長きにわたる語りが、しぶとい吸引力を放つ。
帝国が戦争へ傾く地点から物語を継ぎ、新たな仲間、より広い探索領域、相当な規模の終幕でエレボニアの陰謀を厚くする。絆を育み、依頼を追い、各地を漁る営みが中心の筋をはるかに超えて続く。この語りの密度が、ファルコム作品の懐の深い評判を裏づける。