Elder Scrolls IV, The - Oblivion - 5th Anniversary Editionのレビュー
ジェレミー・ソウルの手による音楽が、穏やかな探索の主題から叙事的な合唱「Dragonborn」まで、雄大で瞑想的なオーケストラでオープンワールドを包み込む。どの地平も自由と驚きを呼吸し、飽きさせることなく冒険を支える。時を超えたこの交響的な広がりは、いまもジャンルの規範であり続ける。
扉を押し、噂を追い、思いがけぬクエストに迷い込む。この自由が、一歩ごとに予期せぬ新たな目標を開く。実践で技能を磨き、ダンジョンやギルドを巡る行為が好奇心に報いる。エンジンは古び戦闘に重みを欠くが、自由な冒険の誘いが、各セッションを終えにくくする。
『ナイツ・オブ・ザ・ナイン』や『シヴァリング・アイルズ』を含む拡張を本編とまとめた本記念版は、もとより広大な冒険の上に、丸ごとの新天地を積み上げる。全ギルドに加わり、オブリビオンの門を封じ、各迷宮を漁る営みが造作なく長さを広げる。シロディールに最も深く浸るなら、これが王道の版だ。