Elemental Masterのレビュー
テクノソフトは縦スクロールの射撃劇の中心に、地に足の着いた魔道士を据える。それだけで画面の切り取り方が変わる。背景は地上を進む風景となり、焼け落ちた森、崩れた神殿、水晶の洞が続く。属性ごとの弾は炎、氷、雷の尾を引き、互いにはっきり見分けがつく。
テクノソフトの音響班は、丸い低音が支える広い旋律という得意の配合をここでも用いるが、魔法の語法へ調律し直す。合成された弦、鐘、螺旋を描いて昇る動機。同社の宇宙物より歌う色が濃く、それでいて書法の精度は変わらない。