Etrian Odyssey V - Beyond the Mythのレビュー
おのれの才に忠実な古代祐三は、電撃的なプログレと雄大な弦がユグドラシルの登攀を護衛する楽曲を生み出す。迷宮の各層に固有の主題があり、抑えた緊張と英雄的な高揚のあいだを行き来する。シリーズの証たるこの旋律の強度が、頂までの探索を奮い立たせる。
種族と特化を選び、自ら描き上げる迷宮へ潜る――そんな探索では、地図化した一階ごとに次の階へと足が向く。スキルを練り、F.O.Eを出し抜く計画性がしっかり報われる。構造はおなじみだが、ギルド編成の自由さと地図を完成させる満足感が長く惹きつける。
種族の選択と踏み込んだクラス育成が、行動より思考を先に求める。編成を誤ればすぐに壁にぶつかる。脅威のF.O.E.、手間のかかる地図作り、油断を罰するボスを前に、探索は勝ち取るものだ。簡素で厳格な作りは、ダンジョン探索ファンの間でシリーズの評価を築いた、あの粘り強い成長の手応えを与えてくれる。
それぞれ異なる適性を持つ四種族の冒険者でユグドラシルを登る旅は、地図作りと戦術戦からなる長い登攀を開く。パーティを編成し、各階を描き、FOEを出し抜くことが、辛抱強い計画に報いる。シリーズの証たるこの探索の奥行きが、ダンジョンRPG好きが味わう寿命を生んでいる。