Far Cry 4のレビュー
生い茂る美しさの異国の風景、ジャングル、山々、まばゆい光──オープンワールドは、野生の、危険な自然を呼吸する。植生の豊かさと色彩の瑞々しさが、豪奢な遊び場をつくる。広大で玉虫色に輝くこの視覚演出が、稀なほど大らかな砂場を引き立てる。
キーラットでは、音楽もまた宣伝と化す。独裁者ペイガン・ミンの脂ぎった声が電波に割り込み、車を走らせながら拾う無線が流す土地の民俗ポップと混ざり合う。単なる主題ではなく、音は暴君の存在を山々にまで据え、その演説と耳に残る節が、彼が手袋の手で握る国の音の空間を植民地化する。
物語は、処刑人と恩人をぼかす。アジェイは母の遺灰を撒きにキーラットへ戻り、愛想のよい暴君ペイガン・ミンの手に落ちる。彼はほとんど父親のような主人として迎える。専制者の残虐さの裏に、不穏な意図がひそむ。彼に遺産を返すことだ。物語は明快な悪役を拒み、怪物が本当に何を望んだのか、疑いを漂わせたままにする。
キラトは横断するのと同じだけ登られる。その垂直性が、高みの拠点、隠れた祠、見渡す限り連なる寄り道の活動を開く。象の背での狩り、オープンワールドの二人協力、パガン・ミン政権への追撃——寄り道はしばしば本道に劣らぬ価値を持つ。このオープンワールドの寛さが、長く山に引き留める。