Fighters Megamixのレビュー
セガ世界の激突を成立させているのは美術の力だ。バーチャファイター2のポリゴン格闘家と、ファイティングバイパーズの装甲的な輪郭が並んでも違和感がない。隠し参戦は共演をあえて荒唐無稽な域まで押し上げる。読みやすい闘技場と明快な動き、鮮やかな色彩が、ありえない顔ぶれを一つにまとめる。
九〇年代末のセガアーケードそのものの音づくりだ。ファンキーなベース、歪んだギター、厚いシンセが毎ラウンド勢いを立て直す。各キャラは出自の作品に合わせた曲を保ち、ファイティングバイパーズの硬派なロックからバーチャファイターの電子的な鼓動へ、違和感なく移り変わる。
『バーチャファイター』と『ファイティングバイパーズ』の面々を、アリーナの壁ごと交ぜ合わせることで、各スタイルがそれぞれの守りとテンポを押しつける、懐の深い対戦が生まれる。操作は見やすいままで、ロスターは解放すべき驚きに満ちている。角ばった3Dは古びたが、対戦の歯切れと顔ぶれの多彩さが、今も心躍るストレス発散にしている。
『バーチャファイター』と『ファイティングバイパーズ』のファイターを同じ舞台に集める——それは3D格闘ファンへの夢の競演だ。あふれんばかりのロスター、ぶっ飛んだ隠しキャラ、切れ味鋭い操作が、多彩で愉快な対戦を約束する。大勢なら試合を重ねたい気持ちが収まらない。気前よく、楽しく、驚きに満ちている。
セガの複数の世界からファイターを集め、まるで異なるスタイルでぶつけ合う――すべて解放し、あらゆる組み合わせを試したくなる。一試合勝てばすぐ次が呼ばれ、膨大なロスターが飽くなき好奇心を再点火し続ける。純粋な対戦ものに比べれば仕組みの精緻さは欠けるが、その大盤振る舞いと馬鹿馬鹿しさが恐ろしく癖になる。
『バーチャファイター2』と『ファイティングバイパーズ』の面々を一つのロスターに集めることは、スタイル、隠しキャラ、解放すべきモードを何倍にも増やす。一人ひとりを極め、サプライズを探し出し、対人戦を延々と重ねることが、対戦を新たにする。クロスオーバーならではのこの内容の太っ腹さが、格闘好きが育てる再プレイ性を支えている。