Fighting Editionのレビュー
この箱は、格闘の三つの美学を一つの箱に同居させる。機敏な殴り合いの筋肉質な簡素さに、白刃の対戦の華麗な装飾が応じ、次いで総出演の顔ぶれの度を越した豪奢が続く。それぞれが固有の色調、会場、演出を持つ。集成の美術はこの対比にある。対戦の三つの構想、三つの視覚の世界が、互いに溶け合わずに集う。
箱の各作は、それぞれの音の世界を保つ。一つ目は機敏なロックの主題を弾けさせ、二つ目は英雄的で管弦楽の大会の音楽を広げ、三つ目は数十人の闘士の署名を積み重ねる。一つの作から別の作へ移ることは、継ぎ目なく音楽の個性を替えることだ。集成は音の統一を求めない。三つの異なる原曲を並べ、それぞれが出自の作に忠実だ。
複数の格闘ゲームを一つの媒体にまとめた詰め合わせで、気分に応じて味わえる多彩な作風と対戦を差し出す。作品を行き来し、お気に入りのキャラと再会する快感が、多彩で即座の楽しさをもたらす。気前がよく和やかなこの選集は、対戦の楽しみを変えるのに格好の手段。格闘好きの夜にうってつけだ。
対戦格闘の三本柱が一枚に集えば、一人ずつ手懐けるべき総勢百五十超のファイターとなる。鉄拳タッグトーナメント2、ソウルキャリバーV、鉄拳レボリューションが、それぞれ何時間もの練習、ソロの挑戦、オンライン対戦を誘う。ジャンルを掘り下げたい者に、ほぼ底なしの戦いの蓄えを開く。