Final Fantasy I, IIのレビュー
最初の二作を一本にまとめると、二年ぶんの道のりがそのまま浮かび上がる。戦闘の約束事は同じでも、人物の絵は細かくなり、背景は厚くなり、二作目では配色が沈む。並べて比べることで、明快な筆致からより重い語り口へと向かっていた当時の流れが、目に見える形になる。
最初の二作のファイナルファンタジーを一堂に集めることは、不滅の「プレリュード」から反乱軍の英雄的な行進まで、植松伸夫の礎たる主題を寄せ集めることだ。J-RPGの記憶に刻まれたこれらの先駆的な旋律は、その優美を少しも失っていない。愛好家にとって、この作品集はまさに音の宝物だ。
二つの物語を並べると、語り口の転換がはっきり見えてくる。片や予言に仕える口を利かない四人、片や名を持ち、親しい者を失い、立場を選ぶ人物たち。続けて遊べば、この系列が伝説ではなく人間を語ると決めた、その一点が浮かび上がる。
最初の二つの冒険を一つのカートリッジにまとめたことで、一本の物語をはるかに超えて冒険が続く。主人公を育て、地下を突破し、クリスタルを蘇らせる過程が、いつも「このレベルが終わったら」とやめどきを先延ばしにさせる進行を生む。ランダムエンカウントと育成は変わらず残るが、原点となる二つの叙事詩を続けて味わうことが、長続きする意欲を保ち続ける。
初代と二作目を一本のカートリッジにまとめたことで、冒険は一気に倍になる。クリスタルを巡る旅に続き、パラメキア帝国に挑むフリオニールの旅路と、二本の完全なRPGが連なる。地道な成長と各作固有のシステムが、極めて長い時間を約束する。スクウェア公式のこの合本は、惜しみない内容で今も重宝される。