Final Fantasy II - 20th Anniversary Editionのレビュー
なお植松伸夫の手による音楽が、勇壮な「反乱軍のテーマ」から物憂げな旋律まで、より劇的な主題を繰り広げる。どの曲も、高まりゆく情感とともに、反乱と運命の重みを際立たせる。物語性のあるJ-RPGの先駆たるこの音の豊かさは、その喚起力を少しも失っていない。
行動に応じて英雄たちを成長させ、広がる世界を探索し、反乱の物語を解きほぐしていく――戦うたびに能力が伸びる独特の冒険が織り上がる。ダンジョン、キーワード、秘密が目標と報酬を次々と繋ぐ。風変わりな成長システムは稼ぎを誘うが、丁寧なリメイクと先駆的な物語が粘り強い吸引力を保つ。
帝国への反乱を追うことは、レベルではなく能力の使用に基づく成長で唯一無二のJRPGを繰り広げる。世界を探り、キャラを最適化し、ボーナス内容を探る時間は、長く費やされる。記念版で甦ったこの独自性が、RPG好きが味わう寿命を差し出す。