Final Fantasy VII Internationalのレビュー
ファイナルファンタジーVIIの日本語版拡張である本作は、野村哲也と北瀬佳範による先見的な美術を広げる。工業的で薄汚れた大都市ミッドガルと、広大な世界の壮麗な事前レンダリング背景の鮮烈な対比、様式化されたポリゴンのキャラ、迫力あるFMVが、忘れがたいサイバーパンク・ファンタジーの美学を成す。3D JRPGの礎となった視覚的衝撃。
植松伸夫の楽曲は、ゲーム史上最も名高いものの一つだ。エアリスのテーマのような記憶に残る曲、緊迫した戦闘曲、そしてファイナルファンタジー初の合唱曲である伝説の片翼の天使が、稀な密度で叙事詩を彩る。この日本語版拡張は、憂い、英雄性、悲劇的な壮大さの間を行く、同じ記念碑的な楽曲を宿す。カルト的で色褪せぬ音楽。
記憶を失った傭兵、巨大企業、そして死にゆく星──このエコ・スリラーの裏には、記憶と自己をめぐる胸を打つ探求が潜んでいる。冷酷な宿敵と、語り草となった悲劇が、一世代まるごとのプレイヤーの心に刻まれた。ゲーム文化の礎たるこの野心的な物語は、今なお人を惹きつけてやまない。