Final Fantasy VIIのレビュー
様式化されたキャラクターが、工業都市ミッドガルから遠い風景まで、驚くほど豊かなプリレンダリングの背景の上に立つ。当時としては革命的なCGムービーが、ひと世代まるごとの心に刻まれた。暗く壮大なこの大胆な対比は、忘れがたい視覚の威光を保つ。
植松伸夫の記念碑的な作品である楽曲は、胸を打つ「エアリスのテーマ」も、ラテン語の合唱を伴う猛々しい「片翼の天使」も、伝説に刻み込んだ。どの場所も、どの登場人物も、消えることのない音楽的個性を持つ。この情感の豊かさが、ビデオゲーム音楽を新たな時代へと導いた。
記憶を失った傭兵、巨大企業、そして死にゆく星──このエコ・スリラーの裏には、記憶と自己をめぐる胸を打つ探求が潜んでいる。冷酷な宿敵と、語り草となった悲劇が、一世代まるごとのプレイヤーの心に刻まれた。ゲーム文化の礎たるこの野心的な物語は、今なお人を惹きつけてやまない。
薄汚れた巨大都市、そして世界全体を巡り、マテリアでキャラを鍛え、戦闘とミニゲームを重ねていく――そんな冒険では、明かされる謎の一つひとつが先へと進ませる。チョコボの育成や隠し召喚獣の探索が、楽しみを果てしなく延ばす。グラフィックは古びたが、物語の壮大さとシステムの自由度は、今なお深く引き込む。