Fire Emblem Fates - Limited Editionのレビュー
アートデザイン
音楽
シナリオ
二つの王家に、正反対の画面設計が与えられている。東方の陣営は白と赤と漆を用い、左右非対称の衣、刺繍された紋、細身の刃を並べる。西方の陣営は黒と紫と鋼を積み上げ、重い板金、外套、尖った狭間を並べる。三つの道筋を一つの媒体にまとめることで、この二つの言語が一場面ごとに応答し合う様が見える。
劇的なオーケストラと控えめなエレクトロのあいだで、楽曲はボーカル主題「Lost in Thoughts All Alone」へと昇りつめる──胸を引き裂き、忘れがたい。音楽は二つの家のあいだで引き裂かれるカムイの葛藤を際立たせ、戦いの一つひとつを張りつめさせる。見事な歌に支えられたこの情感の広がりが、深く心に刻まれる。
完全版は、不完全であるように設計された物語を露わにする。どの道筋も同じ数週間を別の持ち場から語るので、一方で英雄だった人物が他方では暗殺者として現れ、犠牲と見えた死が処刑に変わる。三つめの道は論争に決着をつけない。両陣営がともに知らなかったことを示し、彼らの戦いを後から見て不条理なものに変えてしまう。
親しみやすい物語と、容赦なく戦術的な物語――対立する二つのうちどちらに与するかを選ぶことで、すべてを味わいたい気持ちは倍に膨らみ、絆と結婚、こだわりの城が長く尾を引く執着を編み上げる。勝った戦いが、次の戦いを呼ぶ。分断された構成は戸惑わせるが、この戦略と人間関係の豊かさが、長期にわたって稀有な吸引力を放つ。
Fatesの三つの道を一つの箱に収めたこの限定版は、まさに桁外れの量の戦術的な遊びを差し出す。バースライト、コンクエスト、そしてレベレーションを味わうことは、趣も難度も異なる三つの完全なキャンペーンを続けて遊ぶことを意味する。冒険を三倍にするこの太っ腹さが、シリーズ屈指に息が長く、求められる一品にしている。