Fire Emblem - Fuuin no Tsurugiのレビュー
再び辻横由佳の手による『封印の剣』の楽曲は、温かな英雄的主題と、古典的な趣の心躍る行進を繰り広げる。音楽は、戦術的な選択の一つひとつの重みと、ロイの運命を、色褪せぬ気高さで際立たせる。日本専売のこの音の広がりは、シリーズの愛好家を喜ばせる。
日本国内にとどまった三部作の第一作。このターン制の戦いは一切容赦しない――倒れたユニットは二度と戻らないのだ。新兵を育て、一手一手を慎重に量り、次のマップをもぎ取っていく――絶え間ない愛着の緊張感が生まれる。手強い難易度と無慈悲さに尻込みすることもあるが、一つひとつの命を計算するこの感覚は、深く心をつかんで離さない。
五十人を超える仲間を集めつつロストの緊張と向き合うには綿密さが要り、試行と思考の時間が膨らむ。ロイの対ベルン戦を長い章で進め、兵種を変え、完璧な進行を探る周回性は粘り強い。日本専売のGBA初代として、歴史的節目の風格を今も保つ。