FolksSoul - Ilheobeorin Jeonseungのレビュー
夢のような世界として描き直されたケルトの民話──深い色彩、幻想的な生き物、抑えた光が、物憂げで蠱惑的な物語をつくる。フォークたちの独特なデザインと霧に包まれた空気が、強い個性を与える。洗練され奇妙なこのアートディレクションは、印象的な視覚の異色作と称される。
音楽は、ケルト風の夢のような霧を織る。空気のような声、竪琴と笛の音色、残響を帯びた音の層が、常世への旅を白昼夢のように運ぶ。はっきりした活劇から遠く、楽曲は魔法をかけることを重んじ、旋律を引き延ばして、霊に満ちたあの世の神秘を、覚めと眠りの間に据える。
物語は、死者が語る海辺の村で、二つの探索を絡ませる。消えた母を探しに来た若い女と、奇妙な呼び声に引かれた懐疑的な記者が、交代で常世へ降り、真実をもぎ取ろうと霊を捕らえる。交互の視点は噛み合い、一方が知らぬことを他方が照らし、やがて分かち合う秘密へと至る。