Forza Motorsport 3のレビュー
フォルツァ3は高級カタログの美学を狙う。常に好意的な昼の光、濡れて見える多層塗装、ステッチまで作り込まれた四百台に配された計算済みの反射。砂利や縁石さえ磨かれて見える。広告写真の美学を貫いた結果、全画面が運転できるカタログの頁になった。
シリーズはここで管弦楽を手に入れる。主題は広がる弦と儀式めいた打楽器を展開し、メニューでは電子音が譜面台の下に潜り込む混成曲が続く。車の紹介を式典のように扱う荘厳さで、選択画面ごとに劇的な高まりが用意されている。
コンマ一秒単位でライン取りを磨き、数百台もの車を収集し、手応えのあるキャリアを駆け上がる——その営みは、常に次の一戦を呼ぶ完璧さの追求となる。マシンのセッティングを詰め、新たな一台を買う資金を稼ぐことが表彰台ごとに報われる。構成は一見そっけなく映るかもしれないが、運転の繊細さと自動車への情熱が、愛好家を長く引き留める。
数百台の車と百ほどのレイアウトを擁し、キャリアは集めるべき星のシーズンとして広がり、勝利のたびにクレジットや車両、親密度が解放される。オートヴィスタでの観察、ミリ単位のセッティング詰め、オンライン対戦がエンドロール後も熱を保ち、本体随一の充実度を誇るフォルツァの証となる。