Gensou Suikoden I & IIのレビュー
二つの名作を一堂に集めた音楽が、オーケストラ、民族的な響き、稀有な情感の胸を打つ旋律を織り交ぜる。胸を引き裂く名高い幻想水滸伝IIの主題が、目を見張る豊かさのレパートリーに冠を授ける。繊細で霊感に満ちたこの音の大盤振る舞いは、いまもJ-RPG愛好家の宝であり続ける。
父の帝国を裏切り反乱に身を投じることを余儀なくされた若き主人公が、百八の運命を集め、驚くべき成熟をたたえた政治の絵巻を織り上げる。戦争、忠誠、そして断腸の選択が、ここでは確かな重みを持つ。本機では稀なこの叙事詩的野心が、カルトなサーガの礎を築いた。
108星すべてを仲間にし、自らの城を築き、政治の群像劇を解きほぐしていくと、新たな仲間が加わるたびに世界をくまなく探したくなる冒険が生まれる。パーティ戦、一騎打ち、軍勢同士の合戦が目標と報酬を連ねる。ドット絵とランダムエンカウントには時代を感じるが、キャラの豊かさと物語の壮大さが息の長い掌握力を保つ。
最初の二作の『幻想水滸伝』を一つに集めることは、百八星集めが冒険を広大な収集へと変える、二重の叙事詩を編み上げる。それぞれの物語を進め、百八星を仲間にし、自分の城を築く時間は、数えきれない。二つの名作を束ねたこの詰め合わせの太っ腹さが、JRPG好きが大切にする寿命を差し出す。