God of Warのレビュー
壮大なギリシャ神話、巨大な建築、金色の光──クレイトスの冒険は、破壊的な大叙事詩さながらの趣をまとう。映画的な構図と桁外れの背景が、一歩ごとに見る者を圧倒する。暗く華やかなこの視覚的スケールが、本機における演出の限界を押し広げた。
轟き勇壮な音楽が、叙事的な合唱、重厚な打楽器、猛り狂う弦を繰り広げ、ギリシャ神話を舞台にしたクレイトスの復讐に寄り添う。どの戦いも、圧倒的な強度の戦記絵巻のように高鳴る。作品の破天荒さに見合うこの音の荘厳さは、最初の数音から胸を打つ。
カオスブレードで群れをなぎ倒し、豪快なフィニッシュとテンポよく繰り出される謎解きを行き来する――そのアクションは今なお手本となるリズムと明快さを保っている。絶え間ない演出に彩られた万能感は、パッドを握ればそっくりそのまま蘇る。戦闘システムは続編より簡素だが、その容赦ない手応えは少しも色褪せていない。
鎖でつないだ刃で神話の怪物の群れを切り刻み、息を呑む演出で殺戮を派手なフィニッシュで締める——カタルシスに満ちた暴力と、見事な演出が一体となる。猛烈なテンポと戦いの見やすさが、どの対決も痛快にする。荒々しく、壮大で、見事な作り込み。本機のアクションの頂点だ。
カオスの双刃を怪物の群れに振るい、謎を解き、途方もない戦いで巨人を打ち倒す——スペクタクルと上達を一切の間延びなく繋いでいく。力を強化し、宝箱を探し当てることで先へ進みたくなる。反復的な暴力はやや気になるが、この容赦なきリズムと神話的な演出は今なお魅了する。