GoldenEye 007 - Reloadedのレビュー
楽曲はジェームズ・ボンドの主題を現代の音域で編み直す。あの礎となるギターの旋律は電子低音と合成打楽器の下で戻り、見せ場でのみ全貌を現す。女声が歌う主題歌が映画のオープニングの流儀で幕を開けるのも、原作映画が昔から課してきた作法だ。
1995年の映画は画面の時代へ書き直される。軍事衛星は情報兵器となり、動機は私怨から市場操作へ移り、二重スパイだけは、かつての戦友という設定のまま手を付けられずに残る。一方で味方も依頼主も、原作より頻繁に立ち位置を変えていく。