Growlanser Generationsのレビュー
この西洋向けの一枚は、二本のグローランサーを一つのディスクに収め、その作りの統一感で目を引く。花咲く村、描き込まれた世界地図、幻想的な生き物、簡潔な操作画面が、同じアニメ風ファンタジーの筆致を共有し、作から作へ移っても視線が途切れない。別々の二つの冒険が、一貫した一つの器に収まる。二〇〇〇年代のキャリアソフトらしい仕上がりだ。
この版の魅力は、内容と同じくらい翻訳にある。手厚いローカライズで名高いワーキングデザインズが、二つの物語に豊かな英語脚本を与え、そこに社風のユーモアをちりばめる。こうして本作は、正義の意味を問うグローランサーII と、より陰のあるグローランサーIII を組み合わせ、日本の外ではこの一枚だけが並べる、補い合う二つの王国譚を成す。
二つのエピソードを一箱にまとめた本コンピレーションは、リアルタイムのタクティカルRPGシリーズの遊びの量を、いきなり倍にする。両方のキャンペーンを遊び、絆を結び、その分岐を探ることが、数十時間を満たす。再プレイ性の際立つこの詰め合わせの太っ腹さが、ファンが味わう寿命を生む。