Growlanser III - The Dual Darknessのレビュー
グローランサーIII は、二つの並行世界の対比の上に絵柄を築く。一方は明るく、澄んだ街と豊かな緑を持ち、他方は翳り、冷たい色調と傷ついた風景を抱く。作品はこの割れた鏡を用い、同じ場所に二つの色を対置する。地勢そのものが、物語の核心にある不均衡を語る。
二つの闇を副題とするこの第三作は、均衡の崩れた二つの並行世界を軸に筋を編む。一方で起きたことが他方に響き、主人公は二つの層がいかに調子を狂わせたかを解きほぐさねばならない。第二作より引き締まった筋は、この鏡の仕掛けを、破綻と再調律の物語の原動力とする。
より暗く、より野心的な本作は、リアルタイムの戦いと幾重にも分岐する筋立てで、その公式を豊かにする。絆を結び、ユニットを最適化し、異なる道をたどるには、幾度もの周回がいる。グローランサーに忠実なこの高い再プレイ性が、戦略家が長く味わう寿命を生む。