Ikarugaのレビュー
すべては白と黒の二元性に集約され、それはゲーム性であると同時に美学の原理にまで高められている。削ぎ落とされた機体、色とりどりの弾幕、そぎ落とされた背景が、凍てつくほど優美な幾何学のバレエを織りなす。極限まで見やすいこの絵の純度こそ、時代を超えたシューティングの規範たる所以だ。
劇的かつ荘厳な井内ひろしの楽曲が、弾幕の混沌をほとんど神聖なまでの重みで包み込む。画面が埋め尽くされるにつれて管弦楽の音層が緊張を高め、極限の集中を支える。ジャンルにありがちな喧噪とは無縁のこの抑制された強度が、作品の凍てつく優美さをいっそう際立たせる。
自分の色の弾を吸収し、もう一方を撃ち返す――この白黒の単純な切り替えが、シューティングを絶え間ない配置のパズルへと作り変える。各ウェーブの攻略は反射神経であると同時に謎解きでもあり、習熟は計り知れない達成感をもたらす。短くも凄まじい密度で、トレジャーのこの傑作は今日まさに比類がない。
自機と同じ色の弾を吸収し、それを撃ち返す行為が極性のバレエを生み、繰り返すうちに体に刻み込まれていく。完璧な連鎖を狙い、わずかな点を稼ごうとする欲求が、区間ごとに何度でもやり直したい気持ちを際限なくよみがえらせる。難度は妥協なく、その上昇曲線も峻烈だが、非の打ちどころない得点を追う魅力は決して衰えない。
すべては一つの天才的かつ過酷な発想に懸かっている。自機の色の弾を吸収し、逆の色を被弾しながら、絶えず極性を切り替えるのだ。波の読み、暗記、冷静さが生の反射神経に勝り、やがて完璧な連鎖へと至る。乾いて妥協のないその設計は、暗譜すべき楽譜のように味わえる。だからこそシューティングの金字塔となった。