Indiana Jones' Greatest Adventuresのレビュー
ファクター5は、スーパースターウォーズ用に組み上げた仕組みをそのまま三本の映画に持ち込んだ。ペルーの神殿、パンコットの坑道、ヴェネツィアの地下墓所、そして飛行船。帽子まで含めたインディのドット絵は工房の丁寧さで動き、トロッコや吊り橋といった名場面には、それぞれ専用の演出が用意されている。
ファクター5はこの機種から他社の届かない音を引き出すことで知られており、ジョン・ウィリアムズの主題はその恩恵を受けている。インディ・ジョーンズの行進曲は分厚い金管と輪郭の立つティンパニで鳴り、本来この音源では出せないはずの残響までまとう。緊迫の場面も映画の動機を戯画化せずに扱っている。
本作は三本の長編を見せ場の連なりへ圧縮し、その編集を隠そうともしない。ペルーの黄金像からドイツの飛行船へ、つなぎもなく飛ぶ。一つの面が一つの場面に相当する仕組みだ。この素っ気ない要約が成立するのは、字幕が語らない部分を遊ぶ側の記憶が埋めてくれると信じているからだ。