Juuryoku Soukou Metal Stormのレビュー
重力の反転は、縦方向の読み取りを絶えず要求する。機体は一瞬で上下を返し、天井と床が役割を交換する。反転の動きは十分に明快に描かれ、方向を見失わせることがない。梁と配管で組まれた宇宙基地では、本体としては目を見張る速さの巻き取りが用いられている。
書法は反復する電子的な動機と脈打つ低音を選び、英雄性より機械の気配を喚起する。主題は本編の反転の拍に合わせ、主人公と同じように上がっては下がる音形を並べる。音色は任務の初めから終わりまで、一貫して冷たいままだ。
ボタン一つで重力を反転させる――この独創的な仕組みが、天井と床が瞬時に入れ替わるアクションパズルへと各部屋を変える。反転のタイミング合わせ、弾の回避、死を招く地形の読みが、反射神経と先読みの双方を要求する。独創的で手強く、ファミコン末期のこの名作は、習熟に爽快な流れるような操作感で報いる。