Juusou Kihei Valkenのレビュー
丁寧なスプライトの軍事メカ、工業的な背景、劇的なムービー──本作は、本機としては稀な、荘重で洒脱なサイエンス・フィクションを広げてみせる。ロボットのデザインと重い空気が、趣にあふれている。丁寧で成熟したこのアートディレクションは、2Dアクションのカルトな逸品と称される。
劇的で勇壮なメサイアの音楽が、メカの戦いを、荘重で映画的な軍事の空気に沈める。重く張りつめた主題が、本機では稀な強度で、戦の重みを際立たせる。この成熟した音の空気が、メカものの古典たる本作のカルト的な威光に大きく寄与している。
一歩ごとに重みを感じる重装メカを操り、全方位へ撃ち、多彩な武装を使い分ける——稀有な力の感覚がそこにある。アクションは切れ味と映画的な演出を融合させ、丁寧な作りに支えられる。戦いの重量感と劇的な空気が、長く引き込む。壮観で歯ごたえがあり、際立った密度を持つ機械化ラン&ガンだ。