Keio Flying Squadron 2のレビュー
鮮やかな色のいかれたアニメ、ピンナップ風のヒロイン、とぼけた生き物たち──本作は、ユーモアに満ちた日本のカートゥーンの空想を広げてみせる。デザインの丸みと背景の創意が、瑞々しさにあふれている。陽気で丁寧なこの視覚演出は、愛らしく色彩豊かな異色作と称される。
音楽は漫画映画の管弦楽と和の編曲を織り合わせる。のどかな場面には笛と撥弦、動きが速まれば跳ねる金管、脇役には滑稽な旋律。家族向けアニメ映画への敬意を隠さない作りで、主題はどれも短く歌いやすく、媒体から想像する以上に管弦の層は厚い。