Killer Instinct Goldのレビュー
『キラーインスティンクト・ゴールド』は、レア社による暗く金属質な格闘の美学をまとう。輝くプリレンダーのスプライトのキャラクター、ゴシックで工業的な舞台、そして色付きの閃光で強調される派手なコンボの表現。アートは連続技の視覚的な衝撃と、攻撃的できらびやかな空気を重んじる。レアの対戦格闘の証たる、筋肉質なアートだ。
重く電撃的なロビン・ビーンランドの音楽は、戦いの様式化された暴力に寄り添う、エレクトロの色を帯びたメタルロックを吼えさせる。「Killer Cuts」のディスクにまとめられたそれは、対戦のたびに攻撃的で耳に残る熱量を繰り広げる。この力強い音の個性は、いまも作品の情熱と切り離せない。
正確なタイミングで断ち切れる長大なコンボ、魅力的なキャラ、切れ味鋭い演出——この格闘ゲームは見世物と連係で走る。長い連打が繰り出されていく感覚が、即座の満足をもたらす。とっつきやすくも奥深く、本能も習熟も等しく報いる。気前がよく一撃の重い対戦だ。